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ワイン用語集

ラベルや説明に出てくる言葉を、43語ぶん言い換えました。サイトの本文では、この一覧にある語に点線が引いてあります。押すとその場で意味が出ます。

味わい

タンニン

渋み成分

ぶどうの皮や種から出る渋みのもと。濃いお茶を飲んだあと、舌がざらつく感じ。

赤ワインに多く、肉の脂と合わせると和らぎます。若いうちは強く、寝かせると丸くなります。

ボディ

口に含んだときの重さ。ライトは水に近く、フルはとろりと濃い。

牛乳にたとえると、ライトが低脂肪乳、ミディアムが普通の牛乳、フルが生クリーム。味の濃さというより、口の中での重たさのことです。

ミネラル

ミネラル感

濡れた石や潮を思わせる香り。果物でも花でもない、硬い感じ。

土の成分が溶けているわけではありません。「果実の香りだけでは説明しきれない硬さ」を指す、便利だがあいまいな言葉です。

辛口

甘くない、という意味。ぶどうの糖がすべてアルコールに変わったもの。

「辛い」わけではありません。反対は甘口で、その中間が「やや辛口」「やや甘口」です。本文では出てくる回数が多すぎるので、下線は付けていません。

後口

余韻

飲みこんだあと、口に残る香りと味。長く残るほど良いとされる。

造り

瓶内二次発酵

瓶の中でもう一度発酵させて泡を作る方法。手間がかかるぶん泡が細かい。

シャンパーニュの造り方です。タンクで泡を作る方法(プロセッコなど)より時間と手間がかかり、パンやビスケットのような香りが出ます。

シュール・リー

シュールリー・澱と一緒に寝かせる

発酵で沈んだ酵母と一緒に寝かせる造り。旨みとパンのような香りが出る。

フランス語で「澱の上」の意味。ミュスカデや甲州でよく使われます。

澱

発酵を終えた酵母が沈んだもの。取り除くのが普通だが、あえて残すこともある。

陰干し

アパッシメント・パッシート

収穫したぶどうを乾かしてから仕込む方法。水分が抜けて味が凝縮する。

イタリアのアマローネやランブルスコの一部で使われます。干しぶどうのような甘い香りが出て、色も味も濃くなります。

無濾過

無清澄

濁りを取る工程を省いたもの。うっすら濁るが、味の要素が残る。

ビオディナミ

月の満ち欠けに合わせて畑を手入れする、有機栽培よりさらに厳しいやり方。

scienceとしての賛否は分かれますが、実践する造り手に質の高いものが多いのは確かです。

古木

ヴィエイユ・ヴィーニュ・樹齢

樹齢のいった木。実の数が減るぶん、ひと粒に味が集まる。

目安は35年以上ですが、法律の決まりはありません。「ヴィエイユ・ヴィーニュ」はフランス語で同じ意味です。

貴腐

ぶどうに特定のカビが付いて水分が抜けた状態。蜂蜜のような甘口になる。

腐っているのではなく、条件がそろったときだけ起きる良いカビです。ソーテルヌやトカイの甘口はこれで造られます。

クヴェヴリ

ジョージアで使う素焼きの甕。地面に埋めて仕込む、8000年続く方法。

オレンジワイン

果皮ごと・果皮と一緒に漬け

白ぶどうを皮ごと漬けて造る。色が濃く、白なのに渋みがある。

「オレンジを使ったワイン」ではありません。赤ワインの造り方を白ぶどうでやったものです。

畑と土地

テロワール

土・気候・地形など、その畑ならではの条件をひとまとめにした言葉。

同じ品種を植えても土地が違えば味が変わる、という考え方です。フランス語で「土地」に由来します。

沖積土

沖積

川が運んできた砂や小石が積もった土。水はけがよい。

石灰質

石灰岩

貝や珊瑚が固まってできた白い岩の土。酸のはっきりした白が出やすい。

スレート

粘板岩・片岩

薄く割れる黒っぽい岩。昼の熱をためて夜に返すので、寒い産地で効く。

レス

風で運ばれて積もった、きめの細かい土。やわらかく根が伸びやすい。

本文の「レス」は2文字しかなく、「レスヴォス島」のような別の語に当たってしまうため、自動の下線は付けていません。

地中海性

地中海性気候

夏に乾いて冬に雨が降る気候。ぶどうが病気になりにくい。

大陸性

大陸性気候

海から遠く、夏は暑く冬は厳しい気候。昼と夜の差が大きい。

昼夜の差

日較差・昼と夜の差

昼と夜の気温差。差が大きいほど香りと酸が残る。

フィロキセラ

19世紀に世界のぶどうを枯らした虫。いまも接ぎ木で防いでいる。

アメリカから持ち込まれ、ヨーロッパの畑をほぼ全滅させました。砂地の畑だけは被害を免れ、接ぎ木していない古い木が残っています。

ラベルの表示

呼称

原産地呼称

「この土地の、この造り方のものだけ名乗れる」という決まり。

フランスのAOC、イタリアのDOC / DOCG、スペインのDOなどがこれです。産地が狭いほど決まりは厳しくなります。

DOCG

イタリアの呼称でいちばん上の格。産地と造り方の決まりが最も厳しい。

DOC

イタリアやポルトガルの原産地呼称。DOCGの1つ下にあたる。

AOC

AOP

フランスの原産地呼称。産地・品種・造り方が決められている。

IGT

IGP

呼称より決まりのゆるい区分。あえてここで自由に造る名手もいる。

リゼルヴァ

レゼルヴァ・リセルヴァ

決められた期間より長く寝かせたもの。同じ造り手の中では上の並び。

クリアンサ

スペインの表示。樽と瓶で計2年ほど寝かせたもの。

グラン・レセルバ

スペインでいちばん長く寝かせた表示。5年以上のものが多い。

ブリュット

スパークリングの「辛口」。いちばんよく見る表示。

ブリュット・ナチュール

ブリュット ナチュール・ドサージュ

仕上げに糖を足さないスパークリング。ブリュットよりさらに辛い。

トロッケン

ドイツ語で「辛口」。ラベルにこれがあれば甘くない。

ファインヘルプ

ドイツの表示で「やや辛口」。わずかに甘みが残る。

カビネット

ドイツの等級でいちばん軽いもの。アルコールが低く、飲みやすい。

アウスレーゼ

ベーレンアウスレーゼ

よく熟した房だけを選んで摘んだもの。甘口になることが多い。

ゼクト

ドイツのスパークリングワインのこと。

スプマンテ

イタリアのスパークリングワインのこと。泡の強いもの。

フェーダーシュピール

オーストリア・ヴァッハウの区分で、真ん中の重さの辛口。

仕立て

株仕立て

支柱を使わず低く育てる方法。乾いて風の強い土地で使う。

垣根

垣根仕立て

針金を張って垂直に育てる方法。日当たりと風通しがよくなる。